デジタルサイネージは液晶ディスプレイに様々な画像や動画を表示して広告宣伝を行うことができるものであり、そのためサイズの違いはあってもどれも同じような機能であると考えている人は少なくありません。また基本的には液晶ディスプレイであることから、それほど価格の違いもないと思われることも多いものです。しかし、デジタルサイネージは液晶ディスプレイに様々な広告宣伝を行うための機能を網羅したものとなっており、その用途に応じて様々な種類が存在しているため、これを適切に目的に合わせて選ぶ事が重要です。選び方を誤ると過剰な投資となってしまう可能性があるほか、十分な広告宣伝効果を発揮できないケースもあるため注意をしなければなりません。

デジタルサイネージには大きく分けてネットワーク型と蓄積型があり、ネットワーク型はパソコンやサーバーからデータを送信することで様々な情報を表示することができるのが特徴です。自由に表示内容を追加したり、削除をする事が遠隔からできるため、特に複数台を利用する場合には効率の良い方法となっています。しかし価格は高額であることや、ネットワーク環境を用意しなければならないなど、管理面での負荷が大きくなると言うデメリットがあります。蓄積型の場合には本体に表示するデータを蓄積することができ、またタイマーなどを設定する機能があれば時間によって表示内容を変えることができるのが特徴です。

しかしデータの入れ替えは手動で行わなければならず、基本的には単独で利用することが特徴となっています。このタイプは比較的価格が安いので、個人商店などでも気軽に導入できるのがポイントです。